top of page

検査

骨粗鬆症が原因で、わずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。特に椎体と大腿骨近位部(太ももの付け根)の骨折は、日常動作が難しくなる、寝たきりになるなど生活の質の低下につながります。そのため、この2か所の骨密度を測定することが推奨されています。

骨密度測定にはいくつかの方法がありますが、当院では2種類のX線を当てて測定をするDXA(デキサ)法で行っています。服を着たままベッドに仰向けに寝て、腰椎と大腿骨近位部の骨密度を測ります。検査時間は約10分です。(ボタン、ブラジャー、シップなど測定結果に影響を及ぼす可能性がある場合は、検査前に着替えていただくことがあります。)

測定結果の評価は、若年成人の平均値(YAM)からどのくらい下がっているかで判定されます。YAM値80%以上が正常、80%未満が骨量減少、70%未満が骨粗鬆症です。
腰椎と大腿骨近位部のうち、低い数値の部位で判断します。また、骨粗鬆症の診断は骨密度測定だけでなく、これまでに骨折したことがあるかどうかも参考にして判断します。

検査データは保存されますので、定期的に検査を行うことで骨密度の変化を知り、より正確な診断を行うことができます。まずは骨密度を測って、現在の骨の状態をチェックしてみましょう。
 

骨密度機械.jpg
bottom of page