栄養
食事の基本的なポイントや、
骨粗鬆症予防に必要な栄養素について、
レシピなどをお知らせしています。
食事の基本的なポイント
<バランス良い食事>
「食事はバランス良く」と聞くことも多いかもしれません。
バランス良い食事の具体的な内容は想像できますか?
バランス良い食事とは、主食、主菜、副菜がそろっている食事のことです。
主食…ごはん、パン、麺類など
主菜…肉や魚、卵などのメイン料理
副菜…野菜やきのこ、海藻などの料理
なぜ、主食、主菜、副菜がそろっているとバランスが良いのでしょうか。それは、主食、主菜、副菜がそろっていることで、必要な栄養素が補いやすくなるためです。人に必要な栄養素は主に5つあり、炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンです。これらの栄養素は熱や力のもとになったり、体を作ったり、体の調子をととのえる役割があります。
自分の食事を振り返ってみて、主食、主菜、副菜がそろっていない場合は、
まずは1日1食からでもバランス良い食事を目指してみましょう。
<規則正しい食事>
バランス良い食事を心がけていても、食事を抜いてしまったり、
寝る直前に食べたりと不規則な食事が続いていると、1日に必要な栄養素が摂取できなかったり、
生活リズムが崩れやすくなったりします。そのため、1日3食しっかり食べることも大切です。
最近は朝食を抜く人が増えてきているそうですが、朝食には脳へのエネルギー補給や胃腸を
働かせて便通をととのえるといった、1日を元気に始めるきっかけとなる効果があります。
朝食を食べないことが多いという方も、朝食を食べる習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
<1日に必要なエネルギー量>
1日に必要なエネルギー量の目安は、日本人の食事摂取基準で示されています。
日本人の食事摂取基準での推定必要エネルギー量は、年代別の平均的な基礎代謝量と体重、
身体活動レベルから大まかに決められたものです。
もっと簡易的に、30~40kcal/kg体重/日の範囲に必要エネルギー量がある
(成人で過度な肥満もやせもない場合)とも言われています。
そうとは言っても、ほとんどの方が毎日食べる量は同じではないですし、動く量も違ってきます。
1日〇〇kcalとこだわりすぎず、一定期間の体重変動の経過で評価していくことが大切です。
体重の評価でBMI(Body Mass Index:体格指標)という指標がありますが、
このBMIが18.5~25の間に入っていればおおむね問題ないと評価できます。
つまり、体重の経過をみながら食べる量(と動く量)を調整することが大切です。
<参考資料>
日本人の食事摂取基準2020年版
八訂 食品成分表2021